著者
牧野 滋 中嶋 宏昌 山本 伸一
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.J106-B, no.11, pp.657-668, 2023-11-01

本論文では,リフレクトアレーアンテナにおける開口上の波面と所望の平面波面との光路長差である残留収差の周波数特性を幾何光学の手法により定式化,その理論限界を明らかにする.また,球面波で近似した波面が鏡面構成,具体的には,平面反射鏡による一次放射器の像(イメージホーン)の位置で決まることを明らかにする.その結果より,リフレクトアレーアンテナの周波数特性を改善する方法として,一次放射器の位相中心の周波数特性を利用する方法を提案する.最後に,試作モデルの測定により,これらの妥当性を示す.

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