著者
鳥海 不二夫 石井 健一郎
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J90-D, no.9, pp.2456-2464, 2007-09-01

小学校などの学級集団においては,教師が集団を適切にコントロールすることが 求められる.特に,近年問題となっている「いじめ」や「学級崩壊」は教師の 適切な学級運営によって防ぐことができるケースが多い.そこで,我々は学級 集団構造の変化を解析するために,学級集団のマルチエージェントモデルを提案した. 本論文では,学級運営における教師の介入が学級集団形成にどのような影響を 与えるかをシミュレーションによって確認した. シミュレーションでは教師によるコミュニケーション介入として二つの手法を モデル化し適用した. その結果,孤立した生徒の増加に対しては, 適度な教師の介入が有効であることが示唆された. また,一般的な介入方法である「班」の導入が効果的であることをシミュレーション によって確認した.

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学級集団形成における教師による介入の効果 http://t.co/Q2nMhvl7mw

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