- 著者
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大町 真一郎
大町 方子
- 出版者
- The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
- 雑誌
- 電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
- 巻号頁・発行日
- vol.J91-D, no.6, pp.1561-1568, 2008-06-01
画像探索はパターン認識やコンピュータビジョンにおける重要な課題の一つである.画像の探索には,計算の高速性や頑健性から,画像そのものをテンプレートとして用いるよりも,色ヒストグラムや特徴点等の低次の特徴が用いられることが多い.しかし,低次の特徴では文字等の複雑な画像を探索することは困難である.本論文では,部分空間法に基づいた,テンプレートマッチングによる新しい画像探索の手法を提案する.提案手法は部分空間の基底を多項式で表すことで,この部分空間と入力画像中の部分領域との類似度を,部分領域の幅と高さを変えながら効率良く計算する手法である.手書き数字データベースMNISTを用いた実験を行い,提案手法の有効性を示す.