著者
江口 浩二
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J93-D, no.3, pp.157-169, 2010-03-01

情報検索のための確率的言語モデルは1998年にPonteとCroftによって提案されてから,情報検索やそれに関連する課題に対する新たなアプローチとして注目を浴びてきた.その特徴の一つに,それまでに研究されてきたベクトル空間モデルや古典的確率型検索モデルで導入された発見的方法を極力用いず,数理的に説明可能な枠組みである点が挙げられる.その表現能力と柔軟性の高さにより,適用範囲は非構造なテキストデータに対する種々のタスクだけでなく,構造化文書検索やクロスメディア検索にも及ぶ.そこで,本論文では,情報検索のための確率的言語モデルの研究動向と将来課題について調査する.

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情報検索のための確率的言語モデルに関する動向と課題 江口 浩二 電子情報通信学会論文誌 D Vol.J93-D No.3 pp.157-169
情報検索のための確率的言語モデルに関する動向と課題 江口 浩二 電子情報通信学会論文誌 D Vol.J93-D No.3 pp.157-169

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