著者
守口 裕介 岡田 亜沙美 浮田 宗伯 萩田 紀博
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J96-D, no.11, pp.2776-2783, 2013-11-01

複数人の移動軌跡から,人のグループを検出する手法を提案する.このグループ検出は,任意の2人が同一のグループに属しているかどうかを判定することによって行われる.この2人組の軌跡対は,軌跡間の距離や相対速度などの時空間的な関係によって特徴量化される.その特徴量は,識別器によって「グループ内」か「グループ外」に識別される.従来の類似特徴量と比較して,提案する特徴量は,類似した時空間関係の間の識別に優れ,軌跡のノイズに対して頑健である.実験では,歩行者を対象としたレーザーレンジファインダによる計測軌跡の公開データセットを用い,提案手法によるグループ検出の精度向上を示す.

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