著者
榊 信廣
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.613, 2017-05-24

定義 胃粘膜萎縮は一般的に“組織学的な胃固有腺の減少・消失”と定義される.updated Sydney system1)では,“胃粘膜萎縮は腺組織の減少と定義される.萎縮は粘膜の菲薄化を導き,強い粘膜障害を起こすすべての病的状態の基準となる”と記載されている. 日本人に一般的にみられるHelicobacter pylori(H. pylori)感染胃炎の結果として発生する萎縮性胃炎の場合は,胃底腺が萎縮・消失する変化だけでなく,腸上皮化生,そして腺窩上皮の過形成を伴い複雑な形態をとるのが一般的である.

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「図説『胃と腸』所見用語集2017」より。 ★八木論文「white zone」 https://t.co/P98fF2pOlK ★末廣論文「腸上皮化生」 https://t.co/jsU8T7KHco ★榊論文「胃粘膜萎縮の内視鏡所見」 https://t.co/5yXjXN8qir

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