著者
八尾 隆史 津山 翔 赤澤 陽一 上山 浩也
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.1088-1094, 2019-07-25

要旨●十二指腸粘膜は正常では小腸型粘膜であるが,異所性胃粘膜や胃上皮化生をしばしば伴い,十二指腸で発生する腫瘍は腸型および胃型形質ともに存在することから,胃と同様の病理診断基準を用いることが可能と考えられる.早期病変の観察に基づく経験から導かれた病理診断基準に,胃上皮性腫瘍の形質発現や細胞増殖動態,遺伝子異常などのエビデンスを加え,構造異型の乏しい高分化上皮性腫瘍の病理組織学的診断基準(腺腫と癌の鑑別診断基準)をここで提唱する.

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#胃と腸 8月号、主題の病理は八尾隆史先生です。 八尾先生には十二指腸病理の座談会を開催した2019年7月号(https://t.co/DxvbkOQpxJ)で腺腫/癌の診断基準案もご提示いただいており、あわせてご覧いただくと理解が深まるかもしれません
#胃と腸 12月号八尾論文では、粘液形質が診断に重要なことが解説されています。 典型的組織像は2年前の八尾論文に掲載されていますが、今回は複雑な細胞分化や組織構造を示し、分類が難しい組織像が提示されているので、あわせてご覧ください!(T) https://t.co/JppS0P3zb2 https://t.co/InbfvMqO3U
今日は #臨床消化器病研究会 ですね! 力の及ぶ限り、 #胃と腸 の関連参考文献を紹介いたします

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