著者
清水 義雄 岸口 武寛
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.1227-1229, 2008-12-15

はじめに 過敏性腸症候群(IBS)の診断基準は,慢性的に腹痛や腹部不快感があり,下痢あるいは便秘などの便通異常を伴い,症状を説明する器質的疾患や生化学的異常が同定されないものと定義されている3)。IBSでは緊張場面での症状出現や予期不安による行動制限がよくみられ,IBSとパニック障害との関連については詳しく報告されている2,9)が,意外なことに社会不安障害(SAD)との関連についての報告は乏しい。今回我々は,IBSの背景にSADの存在が明らかとなり,その治療について示唆に富む症例を経験したので報告する。

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過敏性腸症候群の背景に社会不安障害が明らかとなった1症例 (精神医学 50巻12号) | 医書.jp https://t.co/fcwA3jhaXK

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