著者
阿瀬川 孝治 小澤 篤嗣 宮内 利郎
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.875-877, 1996-08-15

身体疾患による症状性をはじめ脳卒中や頭部外傷などの脳損傷による脳器質性の二次性躁状態は多くはないが,対応が困難なことから,近年リエゾン精神医学の重要な状態像の1つとされている5)。このうち頭部外傷による二次性躁状態の発生頻度は,Jorgeら3)によると9%とそれほど稀でないとされているが,現場からの精神科医への依頼が少ないためか,その報告例は散見するにすぎない。今回我々は,交通事故による頭部外傷(脳振盪)で救命救急センターに搬送された後に,躁状態を呈した1例を経験したので報告する。

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二次性躁状態は、…Starksteinらは、脳内の責任病巣として、右半球の前頭葉、側頭葉の底面と辺縁系(https://t.co/BtphAMCukb )を、Jorgeらも同様に側頭葉の底面を想定している(https://t.co/EGryCp0uqK )。 https://t.co/cST5Vdb71J
"二次性躁状態は、…Starksteinらは、脳内の責任病巣として、右半球の前頭葉、側頭葉の底面と辺縁系(https://t.co/qOqNcH2WVE )を、Jorgeらも同様に側頭葉の底面を想定している(https://t.co/MvHqj6VRPX )。" https://t.co/L4TmfswXbq

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