著者
戸田 克広
出版者
医学書院
雑誌
臨床泌尿器科 (ISSN:03852393)
巻号頁・発行日
vol.64, no.6, pp.440-441, 2010-05-20

間質性膀胱炎は,器質的な異常がないにもかかわらず,頻尿,尿意切迫感,下腹部痛や会陰部痛などを引き起こす疾患である。有病率は10万人に10.6人から女性4.5人に1人までと大きな差があり,それは主に診断基準による差である1)。羞恥心のため,医療機関を受診しない患者が少なくない。たとえ医療機関を受診しても異常なしと診断され,治療法はないといわれる患者も少なくない。疼痛の範囲が会陰部や陰囊部を超えて骨盤全体におよぶと,慢性骨盤痛と診断される。 一方,線維筋痛症(fibromyalgia:FM)といわれる慢性痛がある。有病率は約2%2)であるが,その不全型あるいは前段階の慢性広範痛症(chronic widespread pain:CWP)の有病率は,FMを含めると約10%と報告されている3)。

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#間質性膀胱炎 や #慢性前立腺炎 には #線維筋痛症 の治療が有効かもしれない 戸田 克広先生 間質性膀胱炎 間質性膀胱炎は,器質的な異常がないにもかかわらず #頻尿 #尿意切迫感 #下腹部痛 #会陰部痛 などを引き起こす疾患である →続く 引用元 https://t.co/gyZDnqRNmJ https://t.co/nn1WAYgkzA
#間質性膀胱炎 や #慢性前立腺炎 には #線維筋痛症の治療が有効かもしれない 引用元 https://t.co/gyZDnqRNmJ 「線維筋痛症診療ガイドライン 2017」 https://t.co/kdkpZQqGk2 https://t.co/v48hGykXu0

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