著者
石井 一弘 玉岡 晃
出版者
医学書院
雑誌
BRAIN and NERVE-神経研究の進歩 (ISSN:18816096)
巻号頁・発行日
vol.67, no.1, pp.5-18, 2015-01-01

2003年に茨城県神栖市で飲用井戸水の汚染が原因で発生したジフェニルアルシン酸(DPAA)中毒の10年間の経過を報告した。症状は小脳-脳幹症状と側頭葉-後頭葉症状であり,同脳部位に一致した脳血流や糖代謝の低下が数年にわたり認められた。DPAAは低毒性ではあるが,中枢神経から排泄されにくく,長期間中枢神経に影響を与えた。発癌促進因子や老化促進因子の可能性も示されており,今後の長期経過観察は重要である。

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やっぱり薬は、PledOxのBengt Glimeliusしかり、 その薬を大好き先生見つけないと darinaparsinが盛り上がらないのはヒ素系抗癌剤大好き血液内科医がいないんじゃないかな 疫学系は好きな人多いのに 有機ヒ素中毒の10年—ジフェニルアルシン酸中毒の疫学・臨床・代謝 https://t.co/jhh7B7CWPg

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