著者
宮内 倫也
出版者
医学書院
雑誌
総合診療 (ISSN:21888051)
巻号頁・発行日
vol.27, no.9, pp.1182-1187, 2017-09-15

Case日常型の心的外傷を有する一例患者:23歳、女性。発達に特記事項なし。小学校から大学まで、交友関係は平穏であった。現病歴:大学卒業後に、就職し働いていた。仕事中に泣いていることがあり、同僚が心配して受診を勧めた。診察中に本人から自発的には語られなかったが、医師から「昔あった嫌な記憶がフッと湧き出して、つらくなることはないか」と問うたところ、「入社当時に部長から大声で怒られたことを、突然思い出しちゃう。忘れようとしてもできなくてつらくて、夢にも出てきてうなされる」と話した。「そのようなつらいことがあれば、苦しくなるのも無理はないだろう。そのなかで頑張っているし、よく話してくれた」とねぎらい、四物湯と桂枝加竜骨牡蛎湯を2包/日ずつ処方した。4週間後には改善しており、表情にも優雅さが戻ってきた。

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#心的外傷 #不安に対する薬物療法 「そのようなつらいことがあれば苦しくなるのも無理はないだろう。そのなかで頑張っているしよく話してくれた」とねぎらい、#四物湯 と #桂枝加竜骨牡蛎湯 を2包/日ずつ処方した。4週間後には改善しており表情にも優雅さが戻ってきた 引用元 https://t.co/4j1wv5LaoI https://t.co/yKGbSyOPKz
#ベンゾジアゼピン系薬 に頼らない! 日常型の #心的外傷 を有する一例 患者:23歳、女性 仕事中に泣いていて同僚が心配し受診を勧めた。「入社当時に部長から大声で怒られたことを突然思い出し忘れようとしてもできなくてつらくて夢にも出てきてうなされる」⇨続く 引用元 https://t.co/4j1wv5LaoI

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