著者
玉岡 晃
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.329, 2016-04-10

●神経内科の臨床に携わるすべての医師必読の書 2015年11月末に開催された第33回日本神経治療学会総会(会長:祖父江元・名古屋大学教授)において,「症例から学ぶ」というユニークなセッション(座長:鈴木正彦・東京慈恵会医科大学准教授)に参加した.「神経内科診療のピットフォール:誤診症例から学ぶ」という副題がついており,春日井市総合保健医療センターの平山幹生先生(以下,著者)が演者であった. 臨床医学のみならず基礎医学にも通じた該博な知識の持ち主でいらっしゃる著者が,どのような症例提示をされるか,興味津々であったが,予想に違わず,その内容は大変示唆に富む教育的なものであった.自ら経験された診断エラーや診断遅延の症例を紹介し,その要因を分析し,対策についても述べられた.講演の最後に紹介されたのが,この『見逃し症例から学ぶ神経症状の“診”極めかた』であり,講演で提示された症例も含めた,教訓に富む症例の集大成らしい,ということで,早速入手し,じっくりと味わうように通読した.

言及状況

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しかし,患者さんに致命的な害があったケースを担当した医師がその症例について事細かに提示することは勇気のいることであり,実際,あまり行われることがないように思われる。 宣伝 見逃し症例から学ぶ神経症状の“診”極めかた https://t.co/tSErf9JEcZ ●神経内科の臨床に携わるすべての医師必読の書
@GreenJournal 上記症例は拙著に記載 https://t.co/tSErf9J6nr 見逃し症例から学ぶ神経症状の“診”極めかた 玉岡 晃 臨床医学のみならず基礎医学にも通じた該博な知識の持ち主でいらっしゃる著者が,どのような症例提示をされるか,興味津々であったが,予想に違わず,その内容は大変示唆に富む教育的なものであった

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