著者
武田 伸一 平田 彰
出版者
医学書院
雑誌
臨床検査 (ISSN:04851420)
巻号頁・発行日
vol.46, no.5, pp.467-478, 2002-05-15

筋ジストロフィーの分野では,分子遺伝学の発展をもとに原因遺伝子とその産物の解明が進んでいる.原因遺伝子の解明は,各病型の診断を確実にしたばかりでなく,従来,用いられてきた遺伝形式と臨床症状に基づいた病型の分類に対して,ジストロフィノパチー,サルコグリカノパチー,ジスフェルリノパチー,カルパイノパチーなどの原因遺伝子に基づく新しい疾患概念の提唱に結び付いた.今後は分子病態の理解を背景に根治的治療法の開発が求められている.

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1988年、原因遺伝子が報告されました。 https://t.co/rUSvDZMcgr 2003年、原因遺伝子が筋細胞膜修復に関係していると報告されました。 https://t.co/G8wC6q07Mx 2000年には、日本のみならず海外でもディスファーリノパチーが使われています。 https://t.co/BYjCtwqo4r

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