著者
温 忍 岡野 久恵
出版者
医学書院
雑誌
看護学雑誌 (ISSN:03869830)
巻号頁・発行日
vol.53, no.7, pp.667-671, 1989-07-01

はじめに 毎日の申し送りに費やされる時間や労力と,そこで伝達される情報の量は膨大なものである.しかし,これまでの申し送りは,単なる記録の確認や情報の伝達に終わっており,その効果はあまり上がっていなかったのではないだろうか. 本病棟では,申し送りの伝達内容の分析を基に記録の充実と業務分担の明確化から,看護体制の改善,情報収集の最低基準を統一,明確化する中で申し送りの廃止に踏み切った.この経過などについては,先の学会で報告した1).

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