著者
奥田 泰久
出版者
メディカル・サイエンス・インターナショナル
巻号頁・発行日
pp.302-306, 2016-04-01

●Summary・星状神経節ブロックの合併症である頸部・縦隔血腫の発生はきわめてまれであるが,対応を間違えば最悪の場合は窒息死という結果に至る可能性がある。その確固たる予防法がない現状では,十分なインフォームドコンセントを行った後に,常に本合併症の対応を準備した状況で星状神経節ブロックを施行すべきである。・現在,一部であるが医療鑑定にカンファレンス方式(複数の専門家による討論)を採用し,より医療の現状に沿った判決を下そうとの試みを司法が始めている。・本件では,日本外傷学会外傷初期診療ガイドラインと日本ペインクリニック学会治療指針が証拠として採用されている。今後も医療訴訟においてはガイドライン・指針の存在が重要視されるかもしれない。

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星状神経節ブロック後の頸部・縦隔血腫による呼吸困難—もし,緊急時の気管挿管が失敗したら (LiSA 23巻4号) | 医書.jp https://t.co/eNpI5cPIpg

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