著者
向 文緒 美和 千尋 鈴木 國文
出版者
日本作業療法士協会
巻号頁・発行日
pp.537-544, 2003-12-15

要旨:精神科作業療法の課題を明らかにすることを目的に,愛知県内の精神科作業療法に従事する作業療法士の問題意識と作業療法の実態について調査を行った.調査票回収後,問題意識のカテゴリ化を行い群分けをして,作業療法の実態比較を行った.治療性より収益性が求められることを問題にあげる施設とあげない施設の作業療法士一人あたりの取り扱い患者数に有意差は認められなかった.一方,プログラム構成には有意差が認められた.また,作業療法士が参加しないプログラムを有する率も,問題意識の違いにより異なる傾向がみられた.治療性より収益性が求められるという問題の背景に,プログラムのあり方に関する問題があることが示唆された.

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精神科作業療法に従事する作業療法士の問題意識とプログラム構成 https://t.co/EUBlXfasoA

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