著者
加茂 実武 野崎 太希 堀内 沙矢 村石 懐 秋田 恵一
出版者
メジカルビュー社
巻号頁・発行日
pp.506-511, 2021-04-26

多くの教科書の記載とは異なり,上部尿路における生理的狭窄部位は,上部尿管と尿管膀胱移行部の2カ所のみである。また,画像検査で上部尿管にはしばしば高度の屈曲が認識されることがあるが,これもまた教科書の図説には見つけることができない。実はこれらの事項には共通する解剖学的背景が存在し,その成因を正しく知ることは新たな後腹膜の概念を理解するための1つの大切な手がかりとなる。本稿は第105回北米放射線学会(RSNA2019)に投稿した教育展示(UR154–ED–X)および『Japanese Journal of Radiology』掲載のreview1)に基づいた内容である。

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@Pb7b4OeYzOQZN18 医師国家試験ではどういう扱いになっているのでしょう? 加茂先生(ハンブルク大学/聖路加国際病院/東京医科歯科大学)らのこちらの文献(臨床画像2021年4月号)もオススメです↓ 上部尿路に“3カ所の生理的狭窄部位”は存在しない−尿管から辿る後腹膜解剖の新しい概念− https://t.co/gmGoycg3oX
@SndTp https://t.co/rOrBxcAngo 今ちょっと調べたら2021年のジャーナルでは二箇所みたい。良かった

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