著者
高橋 伸夫
出版者
特定非営利活動法人 グローバルビジネスリサーチセンター
雑誌
赤門マネジメント・レビュー (ISSN:13485504)
巻号頁・発行日
vol.2, no.8, pp.339-366, 2003-08-25 (Released:2018-03-19)
参考文献数
15

日本型の人事システムの本質は、給料で報いるシステムではなく、次の仕事の内容で報いるシステムだということである。仕事の内容がそのまま動機づけにつながって機能してきたのであり、それは内発的動機づけの理論からすると最も自然なモデルでもあった。他方、日本企業の賃金制度は、動機づけのためというよりは、生活費を保障する視点から賃金カーブが設計されてきた。この両輪が日本の経済成長を支えてきたのである。今こそ原点に立ち返り、従業員の生活を守り、従業員の働きに対しては仕事の内容と面白さで報いるような人事システムを再構築すべきである。

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高橋伸夫(2003)「日本型年功制の再評価:賃金の成果主義をどう考えるか」『赤門マネジメント・レビュー』2(8): 339-366. https://t.co/KzUzZvICBD
@twakao 結果はいずれにしても、興味深い取り組みですね。年齢や年次が若いことが感性が若いとは限らず、若宮正子氏のようにプログラミングなども始められる方はいらっしゃると思いますが。 高橋伸夫(2003)「日本型年功制の再評価」『赤門マネジメント・レビュー』2(8): 339-366.https://t.co/KzUzZvICBD
高橋伸夫(2003)「日本型年功制の再評価:賃金の成果主義をどう考えるか」『赤門マネジメント・レビュー』2(8):339-366。https://t.co/KzUzZvZFDD https://t.co/b4phWLf8Sz
高橋伸夫東京大学教授のブルームとデシによる期待誘意を用いた議論も有名ですね。 高橋伸夫(2003)「日本型年功制の再評価—賃金の成果主義をどう考えるか」『赤門マネジメント・レビュー』2(8):339-366。https://t.co/KzUzZvZFDD https://t.co/kwbm2jb70M

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