著者
松山 秀明
出版者
NHK放送文化研究所
雑誌
放送研究と調査 (ISSN:02880008)
巻号頁・発行日
vol.69, no.1, pp.36-53, 2019 (Released:2019-02-20)

戦後、テレビと日本の首都・東京は密接な関係であり続けてきた。とりわけ1964年、第18回オリンピック競技大会が開催された際、東京はテレビによってさまざまな意味を付与される都市となった。本稿では高度経済成長期の東京とテレビの関係を3つの視点から明らかにするものである。第一に、「テレビ・オリンピック」が生んだ人びとの東京への視線、第二に、オリンピックによって東京のなかで移転していくテレビ産業、第三に、テレビ番組のなかで描かれる近未来都市・東京である。これらテレビによる3つの側面――①テレビがつくる東京、②東京のなかのテレビ、③テレビのなかの東京――の連関から、1960年代前半の高度経済成長期におけるテレビと東京の関係を読み解いた。

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あった、これか。1961年1月1日(日)の7時から7時30分に放送。「新しい東京『夢の都市計画』」というタイトル。映像は残ってないが丹下の遺品として放送台本が現存。 松山秀明「テレビにみる高度成長期の東京」 https://t.co/UFSr1mf9mx https://t.co/VlmH2OPZCV https://t.co/h9AU4R2BJJ
1964年10月10日に行なわれた開会式の視聴率は84.7%に達し,10月24日までの15日間に テレビでオリンピック放送を見た人は97.3%に のぼった「テレビにみる高度成長期の東京」松山秀明(2019『放送研究と調査』)。 https://t.co/NUHx9IT2vp
(メモ)1964年10月10日に行なわれた開会式の視聴率は84.7%に達し,10月24日までの15日間に テレビでオリンピック放送を見た人は97.3%に のぼった「テレビにみる高度成長期の東京」松山秀明(2019『放送研究と調査』)。但しこの数字はNHK文研の独自調査。→https://t.co/oTG8FN51Xu
テレビにみる高度成長期の東京 - J-Stage 放送と首都の1964年 https://t.co/rQPYp6Tktq
@suzuno_ne @fleetyokota むしろオリンピックを見るためにテレビが普及した、という側面もあるようです。 https://t.co/M4AhjA8iKE

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