著者
四方 勘太 大野 暁彦
出版者
一般社団法人 環境情報科学センター
雑誌
環境情報科学論文集 Vol.34(2020年度 環境情報科学研究発表大会)
巻号頁・発行日
pp.115-120, 2020 (Released:2020-12-07)
参考文献数
10

本研究では,タケノコ生産林における維持管理手法の現状と変遷について境界部に着目し明らかにした。対象地の京都府西山地域ではタケノコや竹材の生産が盛んに行われてきた歴史があり,高品質のタケノコを栽培するために,「京都式軟化栽培」と呼ばれる栽培法が確立している。しかしこうした竹林は減少傾向にあり,広域的な地理的分布変遷の分析から,竹林面積に対する竹林外周の長さが大きくなり,竹林が細分化されていることが明らかになった。またヒアリング調査と測量調査など各畑地での空間分析から,タケノコ生産林の境界は竹林外部からの要因により形成された境界と造成を伴うタケノコ生産手法に伴う境界がみられることがわかった。

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タケノコ林は手入れが重要で、客土を入れたり竹が伸びる前に切ったり(:日照の確保)。切土の際に平地でも段差ができて独特の地形になり、たまに地層の断面が見えます。 #今日の論文 『京都府西山地域におけるタケノコ生産林の維持管理手法』 https://t.co/QMKRzVCfkd https://t.co/g9mLBEq8Hu https://t.co/KfCrBOvU8O

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