著者
横田 理 押尾 茂
出版者
一般社団法人 日本DOHaD学会
雑誌
DOHaD研究 (ISSN:21872562)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.103-108, 2023-03-31 (Released:2023-03-31)

医薬品候補化合物のおよそ10%弱に精巣毒性が生じる。この毒性は結果として、精子形成サイクルを経て精子へと伝わるため、生殖細胞系列に生じたゲノム異常が精子まで残され蓄積すると、受精を介して父親由来の先天異常などの発生毒性のリスクとなり得る。本稿では、化学物質と精巣毒性について概要を整理し、Developmental Origins of Health and Disease (DOHaD) 学説では比較的評価の遅れている雄性生殖の側から発生・発達毒性を考える場としたい。

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化学物質曝露により生じる雄性生殖機能障害と発生・発達毒性 https://t.co/NvHMjRf7bx #maskotlib

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