著者
植田 勇人
出版者
公益社団法人 日本薬理学会
雑誌
日本薬理学雑誌 (ISSN:00155691)
巻号頁・発行日
vol.129, no.2, pp.116-118, 2007 (Released:2007-02-14)
参考文献数
15

欧米の抗てんかん薬の臨床開発事情から10数年の遅れをとり,我が国でもここ数年以内にトピラメイト,ラモトリジン,レベチラセタムなどの上市をみる予定である.2006年には既にガバペンチンが上市された.いずれも他剤との併用療法使用に限られるが,それぞれが有する抗てんかん作用機序が異なるため,従来の抗てんかん薬に難治性を示してきたてんかん性病態に対しての多角的なアプローチが可能で,多くの奏功事例を産むことが強く期待される.ここでは,すでに海外で報告されている新規抗てんかん薬の副作用や従来薬との相互作用などに触れながら,薬物治療の将来展望に言及する.

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#ガバペン が慢性疼痛に効能があるのは明らかです。様々な壁があったんでしょうが、なぜ診療現場から消えたのかはまた調べます。海外で流通しても日本はダメな薬事行政の通常パターンかなと。 https://t.co/V6b1wRrFcZ https://t.co/o1Mllq1qC2 https://t.co/GSZpIQBMio

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