著者
松尾 剛行
出版者
情報ネットワーク法学会
雑誌
情報ネットワーク・ローレビュー (ISSN:24350303)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.68-88, 2022-12-15 (Released:2022-12-23)

ランサム攻撃は、ランサムウェア攻撃とも呼ばれるところ、ランサムウェアと呼ばれる不正プログラムを使用し、攻撃先の端末上のデータを暗号化する等して、その復旧と引き換えに(身代金として)金銭を脅し取ろうとするサイバー攻撃と定義される。本稿は、このようなランサム攻撃が、個人情報保護法、民法、及び会社法にハードケースをもたらすことから、ランサム攻撃と法に関する解釈の進展を試み、また、情報セキュリティと法の議論枠組みにランサム攻撃の問題を当てはめることで、議論枠組みの進展及び立法の可能性についても論じるものである。

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松尾剛行「ランサム攻撃に関する個人情報保護法、会社法、及び民法に基づく法的検討 —情報セキュリティと法の議論枠組みを踏まえて—」情報ネットワーク・ローレビュー21号68頁が公刊されました。本稿公刊までは、多くの皆様にご協力頂きました。ここに感謝の意を表します。 https://t.co/9cROO2SWrd

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