著者
小林 潤平
出版者
一般社団法人 日本画像学会
雑誌
日本画像学会誌 (ISSN:13444425)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.219-227, 2020-04-10 (Released:2020-04-10)
参考文献数
61

本稿では,日本語文を読むときの速度や理解の向上を促す表示方式を紹介する.速く読むことを狙いとした表示方式では,文節の区切りを視認しやすいように文字を並べていく.この表示方式によって,読書中の視点移動がスムーズになり,読み心地や理解度を低下させることなく,自然と速く読めるようになることがわかった.よりよく理解することを狙いとした表示方式では,段落やセンテンスの区切りに配慮し,段落先頭から順にセンテンス単位で文字を退色させていく.この表示方式では,文章の要旨を把握しやすくなる効果が確認されており,退色によって段落先頭センテンスへの注意を促し,より正確な要旨把握をもたらした可能性が推察されている.

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