著者
橋爪 秀一 河野 貴美子 小久保 秀之 山本 幹男 桂川 秀嗣 鎌田 明彦 渡辺 恒夫
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
国際生命情報科学会誌 (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.33, no.1, pp.48-52, 2015-03-01 (Released:2018-10-03)
参考文献数
12

嗜好品であるノンアルコールビールのリラックス効果を、心理生理学指標である皮膚伝導水準(SCL)と心拍(HR)とを用いて評価することを試みた。10名の大学生が被験者として参加し、安静の後、7分間の内田クレペリン検査及び3分間の暗算により、ストレスを負荷した。その後、2種類のノンアルコールビール、キリンフリー及びアサヒドライゼロ、或いはコントロールとして水を1分間で摂取した後、椅子に静かに座る閉眼安静を10分間行った。RussellとLaniusの気分特性モデル(Russell and Lanius model of affective quality)により解析した結果、両ノンアルコールビールは強いストレス改善効果を有することが明らかになった。また、嗜好調査の結果、全被験者がビール好きではあったが、ノンアルコールビールは好きではなかった。これらの結果から、ノンアルコールビールは、嗜好に関係なく、ストレス改善効果があると考えられる。そのメカニズムは明らかではないが、両ノンアルコールビールに含まれるホップは、ハーブの一種でストレス改善効果があることが知られており、ノンアルコールビール中の素材がストレス改善効果に効いている可能性がある。

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参考文献 https://t.co/pdd1nf8fbE
ノンアルコールビールはリラックス効果もあってオススメ✨ https://t.co/vEnlSl9BRV ◾️方法 ストレス負荷後、下記を1分間で摂取し10分閉眼安静の後評価 ◎キリンフリー ◎アサヒドライゼロ ◎コントロール(水) ◾️結果 ノンアルコールビールは強いストレス改善効果を有することが明らかになった
ノンアルコールビールのリラックス効果 https://t.co/a2xO31zcz0 ◾️被験者10名 ◾️方法 ストレス負荷後、下記を1分間で摂取し10分閉眼安静の後評価 ◎キリンフリー ◎アサヒドライゼロ ◎コントロール(水) ◾️結果 両ノンアルコールビールは、 強いストレス改善効果を有することが明らかになった
嗜好品(ノンアルコールビール)のリラックス効果 https://t.co/vEnlSl9BRV 2種類のノンアルコールビール(キリンフリー及びアサヒドライゼロ)はコントロールとして水に比べ、強いストレス改善効果を有することが示された ノンアルコールビールって案外侮れないかもしれないですね^ ^

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