著者
小野 真介 加藤 喬 古山 純子 田靡 雅基
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.73, no.3, pp.579-586, 2019 (Released:2019-04-26)
被引用文献数
1

水泳中継においてカメラ映像から選手をリアルタイムトラッキング(追跡)し,その位置や速度を計算・表示する“スイマートラッキングシステム”をパナソニックと共同開発,実現した.プールでのトラッキングは,水面や水しぶきとの切り分け,泳ぎ方の違いなどさまざまな課題があったが,本開発ではそれらを解決し安定したデータ検出を実現した.水泳競技は映っている選手が誰かを判別しづらいが,検出された選手位置データを用いて,泳いでいる選手へのマーカ表示であったり,コースごとの選手のスピード表示であったりなど新しい演出の実現に至った.例えば先頭の泳者と二番手の泳者のスピードを比較することで,「ゴールまでには追いつきそうだ」,「全然追いつかない」といった新たな目線で競技を楽しむことができ,次世代の水泳中継を実現した.

言及状況

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すでに実現していた泳速表示では肩位置を使ったとありますね。 このシステムの延長で距離表示をしているのでは。プール端では表示消してるはず。 https://t.co/IYDGRgJ5sR https://t.co/eUa4VmOqA1
https://t.co/AIvLGM61HL 何気なく見ているリアルタイムのCG、すごい技術なんだなぁ
テレビ見てて気になった、水泳で世界記録ラインとか選手の速度を表示する技術。 リアルタイムでトラッキングして映像に描画できるのすごいなー。 https://t.co/DJFoFFLs5p
意識してなかっただけでちょっと前からあるんか https://t.co/CZOIITs88e https://t.co/3rymUNHW9P

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