著者
伊藤 士郎 高野 好一
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.191-197, 1986-03-20 (Released:2011-08-17)
参考文献数
15
被引用文献数
1 1

最近増大してきたEs層伝搬の外国電波によるわが国のVHFローチャンネルテレビへの混信妨害の対応策研究の一環として, 1984年夏東京で中国のFM放送波を対象に測定実験を行った.水平・垂直に組合せた2基の八木アンテナそれぞれの出力およびそれらを適当な位相差で合成した2組の出力の合計4個の信号強度の測定値から, 到来波の偏波の決定, 水平・垂直偏波成分の振幅比と位相差およびそれらの変動速度等を求めた.受信された電波は96.6MHz~100MHzの9波で, 分析に充分な総計約23時間分のデータが得られた.分析の結果, 到来電波の水平・垂直偏波成分の比は中央値で9.6dBと送信の水平偏波がほぼ維持されており, 偏波の回転が少ないこと, 両偏波成分の振幅比および位相差の変化速度は中央値で, それぞれ4.6dB/s, 55.1deg/sであることなど, 対策機器の設計に必要なEs層伝搬波の特性を明らかにすることができた.

言及状況

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@JK1NIF 電離層で反射したら当然偏波は変化するだろうと思っていましたが、NHK放送技研でEsによる100MHz付近の反射信号について実測したら、理由は分からないが思いのほか偏波は変化していなかったとのこと。 https://t.co/G79Az9uy9u
@JJ1DPG @jh8jnf こういうの出てますが、なかなか理解が難しいので

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