著者
服部 健司
出版者
日本生命倫理学会
雑誌
生命倫理 (ISSN:13434063)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.22-29, 2015-09-26 (Released:2016-11-01)
参考文献数
23
被引用文献数
2

本稿では、臨床倫理学ケース検討における対話の意味を問い尋ねる。対話は多角的な視座から得られる断片的な情報の綜合と共有、ひいてはチーム医療の実現のためになされるという一般的な見方に批判的な再検討を 加える。その上で、対話が本来的に情報の交換や共有のためでなく、発問を通して潜在的な問題点を発見し、 対話以前に対話の参加者が各自用意していた意見をゆさぶり、新たな見方を模索するために行われるものであることを論じる。

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服部先生の論文; https://t.co/YSSiSyvMNV この部分とかニュース記事の学生の意見を封殺する部分と合わない気がするなぁ https://t.co/vKR0t5MEiV

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