著者
佐藤 和紀 板垣 翔大 赤坂 真二 堀田 龍也
出版者
日本学級経営学会
雑誌
日本学級経営学会誌 (ISSN:24347760)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.29-37, 2023-03-20 (Released:2023-03-21)
参考文献数
17

学級経営の基礎的研究として,人工知能を用いた「下駄箱の靴の揃い方判断支援システム」を試作した。また,小学校教諭8名の協力を得て,本システムを1週間,小学校で試行的に実践した。活用中は毎日,下駄箱の写真を撮影し,判定結果を記録した。その結果,「揃っている」ことの判定結果の確信度は徐々に向上し,「揃っていない」ことの確信度は徐々に低下していった。実践の終盤には,撮影方法の違いによって確信度の割合がどのように変わるかを試みる児童の姿が見られた。このことから,児童は人工知能が示す確信度を意識し,下駄箱を整理したと考えられる。

言及状況

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子供はAIを使えば,その仕組みを疑問に思い,理解しようと遊びながら色々試す。 佐藤和紀,板垣翔大,赤坂真二,堀田龍也(2022)人工知能による画像認識を活用した 「下駄箱の靴の揃い方判断支援システム」の試作と小学校における実践の考察.日本学級経営学会誌,5:29-3 https://t.co/Wr5F7KGxAT

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