著者
宇田川 敦史
出版者
日本教育メディア学会
雑誌
教育メディア研究 (ISSN:13409352)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.121-132, 2021 (Released:2021-05-08)
参考文献数
11

本研究では,日常的なメディア・インフラである検索エンジンのメディア・リテラシーを育成するワークショップをデザインし,実践した。参加者は,自身が事前に投票した集計データを示された上で,そのデータからランキングを計算するアルゴリズムを考えるグループワークをオンラインで実施した。事前・事後の質問紙を定量的に比較した結果(1)検索エンジンにアルゴリズムが介在していることに気づき(2)検索エンジンのランキングの信頼性・正確性を批判的に意識する姿勢が育成できることが示された。さらに定性分析では,ワークショップ・デザインの効果として実際に送り手の立場を体感したこと,グループワークで多様な可能性を実感したことが,メディア・インフラのリテラシー育成に寄与していることが示唆された。

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宇田川 敦史(2021)「検索エンジンのメディア・インフラ・リテラシー:アルゴリズムの介在に気づくワークショップ」『教育メディア研究』27(2) https://t.co/IYoOiPwVmi
検索エンジンのメディア・リテラシーについてのワークショップについて論じた査読論文が教育メディア学会誌『教育メディア研究』に採録されました!J-STAGEにも掲載されましたので無償でお読みいただけます。https://t.co/RJB6eADwMK

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