著者
石井 伸拡
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌ATOMOΣ (ISSN:18822606)
巻号頁・発行日
vol.61, no.2, pp.103-106, 2019 (Released:2020-04-02)
参考文献数
4

原子力発電所の電気計装設備の絶縁低下については,設置環境における温度・放射線の影響により,経時的に絶縁体の劣化が進行していくため,経年劣化に対する試験・評価や定期的な保全活動を踏まえて,健全性の維持に取り組んでいる。経年劣化に対する試験・評価はプラント運転中の厳しい環境を想定した保守的な寿命評価を実施し,その年数に基づき取替え等の管理を保守的に行っている。今回は,プラント停止中の温度・放射線はともに低いことに着目し,停止中の経年劣化への影響程度を評価した結果,劣化状況評価の結果に有意な影響は与えないことを確認した。

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(承前2) ・ケーブル劣化 https://t.co/sBFWulC1uH ・コンクリート構造物劣化 https://t.co/1pMvEEA7EB ・米国NRCの寿命延長に関する規制(100年も視野) https://t.co/wged51Bcsu
(承前)運転中の劣化条件に、停止期間の劣化条件を加味した場合でも、停止期間の劣化影響は僅かであることが確認https://t.co/sBFWulC1uHされています(*'ω'*) また、コンクリート構造物に関しても、長期停止期間中に進展が想定される経年劣化要因(中性化,塩分浸透)による経年劣化事象(続く2)

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