著者
岩井 聡美
出版者
日本獣医腎泌尿器学会
雑誌
日本獣医腎泌尿器学会誌 (ISSN:18832652)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.12-22, 2018 (Released:2018-05-11)
参考文献数
69

獣医療において人のESA製剤が腎性貧血の治療に応用されているが、異種タンパクに対する免疫反応を介する抗体産生再生不良性貧血の発生が問題である。近年、ESA耐性に対する鉄代謝障害の関与が注目されており、ヘプシジンと呼ばれる鉄代謝抑制ホルモンが炎症に伴う貧血の発生に関与する主要なメディエーターであると考えられている。猫の腎性貧血における鉄代謝機構の解明がESA耐性克服の重要なブレークスルーとなりうるため、本稿において詳述したい。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

メモ・l-カルニチン・合成できるが腎不全の子は減る。腎臓、心臓、脳にある。 https://t.co/8x6uL4N1NG

収集済み URL リスト