著者
平山 静子
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.21, no.5, pp.309-312, 1970-10-20 (Released:2010-03-09)
参考文献数
4

1. 電子レンジ加熱の苺ジャムは、本実験の条件では、電熱器加熱のものに対して約1/2の加熱時間で仕上がった。加熱前にさとうによって果汁を浸出させる必要もなく、火力調節の手数もないが、原料の分量に対して、目的の砂糖濃度に仕上げるための加熱時間については、注意を払う必要がある。2. 電子レンジ加熱によるものは、官能テストの結果、電熱器によるものより好ましいという結果が得られた。3. 電子レンジ加熱によるものは、香りが良く、色調も美しい。4. 電子レンジ加熱によるものは、ゼリー化が少ない。しかしレモン汁を添加することにより、両加熱法とも、ゼリー化を高め、両加熱間の差は少なくなる。5. 電子レンジ加熱によるものは、やや酸性が強い。6. 電子レンジ加熱によるものは、蔗糖の転化率が少ない。

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"J-STAGE|家政学雑誌/21巻(1970)5号/電子レンジ加熱による苺ジャムについてhttps://t.co/rPRTEgmvc9" ※電熱器に比し電子レンジ加熱は香り良く色調も美, "J-STAGE|家政学雑誌/32巻(1981)5号/調理法による苺ジャムの色の差異と退色過程https://t.co/tLbiJ0m8Rw" ※電子レンジ加熱+レモン汁+冷蔵庫保存

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