著者
藤原 康晴
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.37, no.6, pp.493-499, 1986-06-20 (Released:2010-03-10)
参考文献数
15

被服の選択や着用についてのさまざまな観点からの関心度と自己概念, 自尊感情との関連を女子経生251名を対象として調査研究した・被服の関心度と自己概念, 自尊感清はいずれも多様な側面をもっているので, これの関連性を分析するにさいして, まず, それぞれについて因子分析を行い, 数個の因子を抽出し, 次にこれらの因子が互いにどのように結び付くかを正準相関分析して検討した.被服の関心度と自己概念との関係では, 自我強度の小さい人は保守的な服装をすること, 外向的な人は仲間に同調した服装をする傾向のあることがわかった.また, 被服の関心度と自尊感情との関係では, 社会的場面で不安をおぼえる傾向の強い人は, あまりおしゃれをしないこと, 他者からの評価を気にする程度の強い人は保守的な服装をしがちであることがわかった.

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