著者
堂坂 善弘 間口 四郎 高木 摂夫 永橋 立望 福田 論 犬山 征夫
出版者
Japanese Society of Otorhinolaryngology-Head and neck surgery
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.98, no.3, pp.357-361,517, 1995-03-20 (Released:2010-10-22)
参考文献数
13
被引用文献数
1 1

シラカンパ花粉飛散がない6月にも症状を発現しているシラカンパ花粉症症例をしばしば経験し, 他の花粉の重複感作またはブナ目花粉の共通抗原性を疑い調査研究を行った. 患者のシラカンパ, コナラ, ブナ各RAST値間に高い相関を認め, シラカンパ花粉抽出液によりコナラ, ブナ各RAST値が有意に抑制されたことより, シラカンパ花粉とコナラ花粉およびブナ花粉間には共通抗原性が認められ, シラカンパ花粉症患者が6月に症状を発現する原因はその植生からコナラ属花粉と考えた. 高山以外にシラカンバの植生のない本州地方でのシラカンバRAST陽性者は他のブナ目樹木花粉によって感作されていると推察した.

言及状況

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@H6eJiFlVi1uQ2lR それはそれでアレルゲンになる可能性は? シラ カ ンバ花粉 症 に お け る コナ ラ属 花粉 の関与 お よび ブ ナ 目花 粉 間 の共 通 抗 原性 につ いて- 国立研究開発法人 科学技術振興機構 https://t.co/vjSCFeC1no

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