著者
青木 繁光 小垣 哲也 浅沼 則道 高野 裕文
出版者
一般社団法人 日本エネルギー学会
雑誌
日本エネルギー学会機関誌えねるみくす (ISSN:24323586)
巻号頁・発行日
vol.97, no.2, pp.164-170, 2018-03-20 (Released:2018-03-30)
参考文献数
3

北太平洋上の強風海域において風力を利用して帆走しながら水中のロータ(水車)によって発電機を駆動し,海水から電気分解して得られた水素を貯蔵して自力で持ち帰る大型帆船を提案する。1ユニットあたり100メガワットを超えるシステムの開発が可能であり,水素キャリアとしてCO2を用いたケースではCO2フリー水素を供給しながらCO2リザーバとしての機能を有する,すなわち「資源・環境問題の同時解決」(1991年;向坊東大名誉教授)が可能となる。

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帆走式洋上風力 普通の風力+送電線と比べても効率悪くない気がする。 水深がちょうどよく浅く広い洋上風力適地の少ない日本ではかなりありうる選択肢な気もする。 なぜ大学で研究されてないのかは謎 https://t.co/xsYUwTwoI5
固定型風車の洋上風力を遙かにしのぐ設備利用率 艦内の電気代は驚異の1.7円/kwh https://t.co/gRvuIoG8mw https://t.co/mEvqSWND1t
@ShinShinohara 日本は浮体式洋上風力に賭けるしかないか... OEHV(Ocean Energy Harvesting Vessel)とかいう面白い構想もあるみたいですが グライダーの翼のような高性能の硬翼帆で船を動かす→水中のスクリューで発電→水素製造だそうで 論文によると船内の電力は驚異の1.7円/kwh https://t.co/gRvuIoG8mw

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