著者
原野 幸治
出版者
一般社団法人 日本エネルギー学会
雑誌
日本エネルギー学会機関誌えねるみくす (ISSN:24323586)
巻号頁・発行日
vol.98, no.6, pp.676-682, 2019-11-20 (Released:2019-11-29)
参考文献数
9

最新の顕微鏡技術によって,有機分子の形を原子レベルの解像度で可視化することが可能となった。これにより,石炭や重質油に含まれるアスファルテン分子をひとつひとつ観察して構造決定することが実現された。
著者
椿 範立
出版者
一般社団法人 日本エネルギー学会
雑誌
日本エネルギー学会機関誌えねるみくす (ISSN:24323586)
巻号頁・発行日
vol.97, no.3, pp.203-208, 2018-05-20 (Released:2018-05-31)
参考文献数
18

C1化学は石油の代わりに,石炭,天然ガス,バイオマス等から化学品及びエネルギー製品を製造するキーテクノロジーである。既存の気相,液相FT合成(Fischer-Tropsch 合成)とは異なり,超臨界相FT合成技術を開発した。超臨界相FT合成において,炭化水素のASF分布を世界で初めて打破できた。固体触媒ペレット表面に酸性ゼオライト膜を有する「カプセル」触媒概念を提唱し,合成ガスからガソリンの直接合成に成功した。このカプセル触媒が複数の触媒反応を一括に遂行できるone-step合成に特に有効であることを確認した。触媒的なアルコールを生かした新規低温メタノール合成技術を発明し,低温有利な熱力学平衡メリットを維持すると共に,低温でも高い速度と高い転化率を実現した。既存の高温高圧メタノール合成工業プロセスの問題点を解決した。複合触媒を開発し,ジメチルエーテルからエタノールの直接合成を発明した。ナノ粒子の自己組織法に基づき,汎用的なバイモダル触媒調製方法を樹立した。これらの新技術はC1化学の発展に大きく貢献した。
著者
田中 義人 吉川 博文 牛久 哲
出版者
一般社団法人 日本エネルギー学会
雑誌
日本エネルギー学会機関誌えねるみくす
巻号頁・発行日
vol.96, no.6, pp.764-769, 2017

<p>MITSUBISHI HITACHI POWER SYSTEMS, LTD. (MHPS) has supplied technologies to remove NOX, SOX and so on in flue gas in thermal power plant over a period of time. In addition to advancement of the technologies to remove them, in recent years, MHPS has developed Air Quality Control System (AQCS) technology to remove harmful trace substances actively. Countries have ratified Minamata convention on mercury and a worldwide interest in mercury emission among harmful trace substances has been growing. MHPS's mercury removal technology uses high functional SCR (Selective Catalytic Reduction) system, Gas-GasHeater (GGH), ESP and wet-flue gas desulfurization system in an integrated manner. High removal performance of mercury has already proven in pilot demonstration facilities (1.5 MW in Japan and 5 MW in the US) and in actual coal-fired thermal power plant (720 MW in the US).</p>