著者
鶴田 英一
出版者
日本観光研究学会
雑誌
観光研究 (ISSN:13420208)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1-2, pp.1-9, 1991 (Released:2017-04-01)

民宿地域に対する地理学的研究では、観光地化のインパクトと地域構造との相互作用として観光地化プロセスの分析が行われており、その中で個々の民宿経営体は余り考慮されていなかった。そのために観光地化の時代的制約・変化が一面的に捉えられていた。その問題点を解消するための分析視角として、経営体内部の民宿開業の潜在的可能性(内的要因)、地域外からのインパクト(外的要因)、地域の構造(条件)の3つの要素を設定し、観光地化プロセス研究の一段階として民宿の展開過程を明らかにすることを試みた。本稿では従来断片的に指摘されていた民宿開業の要因が時代的に変化・消長する中で民宿が展開していることが明らかとなった。

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