著者
添田 遼 田島 明子
出版者
一般社団法人 日本死の臨床研究会
雑誌
死の臨床 (ISSN:09124292)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.145-151, 2023 (Released:2023-08-15)
参考文献数
22

目的:終末期がん患者の「歩く」意味を質的研究により探索することである。対象と方法:終末期がん患者の手記を対象とし,ライフチャートの作成を行い,「歩く」ことに関する記載からその意味の検討を行った。結果:乳児期,学童期,青年期,成人期の各時期における身体状況や信念,心情を整理し,「歩く」意味を明らかにした。がんの病期によって意味は異なり,「しっかり大地についていく感覚」が得られ「ありがたさ」を感じられるものであったり,「未来に向かっていこうとする志向性」「仕事をする」「みんなはよろこばないすばらしいこと」であったりした。考察:「歩く」意味は,「自身が大切にする信念を実行する意志」とまとめられた。

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終末期がん患者の「歩く」意味を質的研究により探索。病期によって意味は異なり「しっかり大地についていく感覚」が得られ「ありがたさ」感じるものであったり、「未来に向かっていこうとする志向性」「仕事をする」「みんなはよろこばないすばらしいこと」であったりした。 https://t.co/cEhTobBISo
公開になったようですが、学会員でないと読めないですね…あとは購入するか…ご希望の方にはコピーをお送りします J-STAGE Articles - 終末期がん患者による闘病記における「歩く」意味についての質的研究 https://t.co/3NMwFEdqFR https://t.co/fAGM2T7SyY

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