著者
山野 大星 小林 猛 井庭 崇
出版者
一般社団法人 日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
pp.45127, (Released:2022-07-26)
参考文献数
18

本研究では,専門学校の建築専門職教育における住宅設計課題において,パターン・ランゲージを用いた評価作成と指導の有効性を明らかにすることを目的に研究授業を実施し,その効果を検討した.研究授業前に教員グループによってグループ設計課題「バイオクライマティックデザインによる住宅設計」のパターン・ランゲージ及びルーブリックを作成した.パターン・ランゲージを用いて設計演習の授業内でワークショップを行なった処置群と通常の設計演習の授業を行った対照群とを比較した.処置群,対照群ともに事前に提示していたルーブリックによる教員の作品評価および質問紙調査による学生の授業で「身につける力」の自己評価においても,処置群が高いことを確かめ,パターン・ランゲージを用いた指導の有効性を明らかにした.また,処置群の中でもパターン・ランゲージの内容を理解して,積極的に活用するグループの作品の評価が高いことも確認した.

言及状況

外部データベース (DOI)

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井庭研の社会人博士の山野さん(やまさん)の論文が日本教育工学会論文誌に採択され、早期公開されました! 「住宅設計課題におけるパターン・ランゲージを用いた評価作成と指導の効果」(山野 大星, 小林 猛, 井庭 崇, 日本教育工学会論文誌, 日本教育工学会論文誌) https://t.co/9X9PFy0nmF

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