著者
藤澤 大介
出版者
一般社団法人 日本総合病院精神医学会
雑誌
総合病院精神医学 (ISSN:09155872)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.370-377, 2011-10-15 (Released:2015-06-24)
参考文献数
23
被引用文献数
1

がん患者に対する認知行動療法は,身体症状に対する介入と,精神症状に対する介入とに大別される。後者はさらに,狭義の認知行動療法(ベックの古典的認知行動理論に基づくより厳密な意味での認知行動療法)と,広義の認知行動療法(ストレス訓練,リラクセーション法などといったさまざまな認知・行動的技法を含む認知行動療法的アプローチ)に分けられる。本稿では,身体症状・精神症状のそれぞれに対する認知行動療法の効果についてレビューし,さらに狭義の認知行動療法の具体的なアプローチについて解説した。

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明日の国立がんセンターでのzoom研修の資料がやっと完成した。初めてのオーディエンスを対象にする場合やはりかなり内容や構成に迷う。がん患者に対するCBTのレビューとしては藤澤先生の論文https://t.co/dZJ0ai1nBxがあるがもう少し基本的な話にする予定。

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