著者
村岡 修 中川 好秋 松本 和男 中辻 慎一
出版者
日本薬史学会
雑誌
薬史学雑誌 (ISSN:02852314)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.20-41, 2022 (Released:2022-07-30)

シリーズその2の続編である本報においては,医薬や農薬開発の基礎となる 20 世紀の薬学分野での有機化学研究について,長井長義を源流として,生薬学,薬化学,薬品製造学に分枝して発展してきたわが国特有の薬学における天然物化学研究を中心とした流れを概観する.また,研究開始初期に習得した有機化学の知識と技能を最大限に駆使して新たな分野を切り開き,その分野で傑出した業績を挙げた2名のノーベル賞受賞者を含む化学者の業績についても紹介する.

言及状況

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生調のHPを見ていて気づきましたが、中川先生が薬史学雑誌に出されていますね。今年の国家試験に出題された長井長義先生のことも記されています。 20世紀末までの医薬・農薬に関わる日本の有機化学研究史 その 3: 20 世紀の薬学系分野における傑出した有機化学者 https://t.co/7oZGasy44s

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