著者
山田 和男
出版者
日本口腔顔面痛学会
雑誌
日本口腔顔面痛学会雑誌 (ISSN:1883308X)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.1_13-21, 2011 (Released:2012-05-11)
参考文献数
3

目的:神経障害性疼痛の治療に用いられる向精神薬について概説する.研究の選択:神経障害性疼痛の治療に用いられる向精神薬のうち,ランダム化比較試験によって有効性が確立しているものや,神経障害性疼痛薬物療法ガイドラインにて推奨されているものを中心に紹介する.結果:神経障害性疼痛に対しては,ノルトリプチリンやアミトリプチリンなどの三環系抗うつ薬,デュロキセチンなどのセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬,ガバペンチンやプレガバリンなどのカルシウム・チャンネルα2-δリガンドによる治療が,エビデンス・レベルの高い薬物療法である.結論:ノルトリプチリン,アミトリプチリン,デュロキセチン,ガバペンチン,プレガバリンは,神経障害性疼痛に対して有効である.また,神経障害性疼痛と疼痛性障害の鑑別も重要である.

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レクサプロが疼痛に効くというエビデンスあった。 私の感じでは、デプロメールを飲んだときの疼痛の和らぎ方に似てる。 https://t.co/od9tYyF8u3
https://t.co/SRjFNMRf6m https://t.co/nUABwubIhh
ぐぬぬ、やはりサインバルタくらいしか今は選択肢ないのか、、、。疼痛対策の向精神薬。トレドミンはかなり闘争的な感じになってしまうのでもう二度と飲みくないし、サインバルタでも若干その気はあったと、今となっては思う。私に投与すると、という話だけれども。https://t.co/od9tYyF8u3

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