著者
忽那 龍雄 渡辺 英夫
出版者
The Japanese Association of Rehabilitation Medicine
雑誌
リハビリテーション医学 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.215-219, 1984-07-18 (Released:2009-10-28)
参考文献数
6
被引用文献数
3 1

健康成人,男性946名,女性842名の両下肢の下肢伸展挙上角度(SLR角度)を調査し,SLRテストを評価する上に参考となる事項について述べた.即ち,1.日本人成人におけるSLR角度の正常値は,男性が右下肢78.7度±9.70度,左下肢79.0度±9.94度であり,女性が右下肢85.7度±8.48度,左下肢87.3度±8.38度であった.これらSLR角度の臨界値は男性65度,女性75度と考えられた.2.SLRテストを評価するにあたっては,正常者のSLR角度には男女差があり女性の角度が大きいこと,並びに左右差はなく左下肢と右下肢との間に高い相関があることに配慮する必要がある.3.また正常者におけるtight hamstringsの頻度は,男性が12.5%,女性が13.2%であった.

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『Impact of limited hamstring flexibility on vertical jump, kicking speed, sprint, and agility in young football players』 https://t.co/BprXdG5HCr 『成 人 にお け る下 肢伸 展 挙 上 角度 につ い て』 https://t.co/2pRofhUkmg

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