著者
奥山 和彦 武田 由記 助川 岩央
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.419-424, 2015-07-15 (Released:2015-09-18)
参考文献数
11

近年,小児中心静脈カテーテル留置においては超音波ガイド下穿刺が普及し,解剖学的に決まった位置からの穿刺でなくなったため,これまでの計算式では適切な位置に留置できなくなった.そこで,新たな計算式と,体表ランドマーク(LM)を用いた穿刺後計測法を試した.従来の式(身長cm-45)/20+4.5で留置すると平均12.1mm気管分岐部より頭側に留置されていたが,新計算式0.236×身長(cm)+17.4を用いた方法では平均7.0mmと改善した.LMとして胸骨角右縁を用い穿刺部からの距離の実測にて留置すると平均2.6mm頭側であった.超音波ガイド下穿刺では,LMを用いた穿刺後計測が適切と考えられた.

言及状況

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@daisuke_n0214 難しいですよね!参考書とか載っている計算は、結局穿刺の高さや太り具合によって変わりますし。ベストは透視で、ランドマークがある程度良いかとは思いますが。ちなみに自分の穿刺位置からはは教科書的な計算式プラス2cm程度でちょうど良いことが多いですー https://t.co/sFqM4sFYHl https://t.co/lCfQB6RUAT

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