著者
奥田 みのり 一戸 達也 金子 譲
出版者
THE JAPAN SOCIETY FOR CLINICAL ANESTHESIA
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.156-159, 2001-04-15 (Released:2008-12-11)
参考文献数
4

市販の未開封局所麻酔薬バイアル,全身麻酔薬バイアルおよび輸液ボトルのゴム栓の無菌性と,消毒用アルコール綿によるゴム栓清拭の意義について検討した.また,これらの薬剤が菌によって汚染された場合にどのような発育を示すのかについても観察した.バイアルのカバーを取り除いた直後のゴム栓には,細菌および真菌が検出されなかった.しかし,アルコール綿で清拭した後では,20%に真菌の集落が検出された.リドカインバイアルにstaphylococous aureusならびにCandidaalblcansを播種したところ,生菌数は経時的に減少した.しかし,プロポフォールバイアルや輸液ボトルに播種された菌は24時間以降有意に増加した.

言及状況

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ちょっと古い文献では、バイアル開栓直後では菌は検出されなかったとのこと。 https://t.co/ikPdbNIpAU https://t.co/MPibGhxCWf
最近の疑問。未開封のバイアルや輸液ボトルのゴム栓をアルコール綿で消毒する必要があるか。|局所麻酔薬バイアルおよび輸液ボトルのゴム栓の無菌性 http://t.co/ZvvYyXFqqh

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