著者
中山 一雄
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密機械 (ISSN:03743543)
巻号頁・発行日
vol.38, no.450, pp.592-598, 1972-07-05 (Released:2010-02-16)
参考文献数
9
被引用文献数
1

以上で切りくずがとるらせんの形状と位置に関するすべての情報がただ三つの量によって一義的にきまることが示された.すなわち,たとえば流出角η,上向きおよび横向きカールの曲率半径ρxとρzの3者が与えられれば,らせんの半径ρとピッチp,およびらせんの軸の傾角θとx-z面からの距離eが上記諸式で与えられる.ただし以上は切りくず分離線を基準にして表示したものであり,実際には切れ刃に対する位置が問題になるので,さらに切りくず-すくい面接触長さと分離線傾角ψを知る必要がある.前者はあまり問題にならないが,ψは高送り切削ではかなり大きくなり,切りくずの折れやすさに影響する.

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螺旋を描くのが一般で、他はその特殊な状態ってことかな? タンパク質の二次構造αヘリックスが螺旋を描くのも、 https://t.co/woD3ZibWCj 切削加工により生じる切り屑が螺旋形状になるのも、 https://t.co/CbAMYHDoyT 全部同じ原理なんだろうな。 https://t.co/jQBi5n2140 https://t.co/6UD3CKKVy1

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