- 著者
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末吉 行雄
- 出版者
- 一般社団法人 情報科学技術協会
- 雑誌
- 情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
- 巻号頁・発行日
- vol.58, no.8, pp.408-414, 2008-08-01 (Released:2017-04-28)
- 参考文献数
- 9
- 被引用文献数
-
1
1970年代から1990年代の30年間の日本経済新聞社の電子メディア事業を振り返る。70年代はNEEDSと呼ばれる専門家向け商品の開発が中心だったが,そのなかで,新聞記事のデータベース化は日本語というハンデも含め,前例のない取り組みだった。労多くして報いの少ない仕事でもあった。 80年代にはいると,ネットワーク,パソコンの普及で,日経テレコンという一般向け商品が登場する。専門家から大衆向け商品への転換が起こり,料金の低額化とあいまって,記事情報は脚光を浴び始める。90年代はインターネット,WWWブラウザの登場で,ビジュアルな画面・映像を含む文字情報が主役の時代となった。