著者
静野 健一
出版者
一般社団法人 情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.65, no.7, pp.284-289, 2015-07-01 (Released:2017-04-13)

特許調査,特に権利調査は,企業の海外展開の加速,世界の特許出願件数の増加,技術の高度化・複雑化を背景に,近年その重要性・困難性を増してきている。権利調査は,概念を調査するという特殊性から出願前調査等とは全く異なる調査アプローチがとられ,完全網羅的な結果を得ることは困難である。また,調査にあたっては,リスク許容度や掛けることのできるコスト等を明らかにし,実施技術,特許文献双方についてリスク評価を行い,合理的・効果的な調査設計を行うことが求められる。本稿では,権利調査の特殊性を説明し,その基本的なアプローチの紹介をするとともに,権利調査に関する現状の課題について取り上げた

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侵害予防調査(権利調査)について一番好きなのが静野さんの論文。無駄がなく読みやすい文章で、過不足なく的確な主張。文章に品があります。 https://t.co/GxpclOHvG2 静野 健一, 特許調査,特に権利調査における現状と課題 情報の科学と技術,65巻,7号 (2015)

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